公立入試も近づき、中2はもうすぐ受験学年になります。学年末テストを乗り切れば、春休み。絶好の入試対策タイムです。
新年度は忙しくなるため、3月はじっくり取り組めるチャンス。 ふり返りると、この1ヶ月が大切でした。
第一子の高校受験は1年間のイメージがつかめません。「いつ何をすべきか」なんて全く分からず。
その不安に寄り添ってくれた本が『くにたて式 高校入試勉強法』です。2月に読んだことで、3月からがスムーズになりました。
中学2年3月の使い方
3月を有効に使うため、目標としたのは3つです。
- 入試に向け、年間計画を立てる。 やるべき順序を決めて、計画的に対策。
- 苦手教科の1〜2年総復習。
- 検定試験(英検)の勉強も。
具体的には、「苦手科目の理科と数学の総復習」「国語の読解」「英検対策」をしました。
理科は市販テキストを使用。この総復習が実を結び、理科がまさかの得意科目に。本当にこの1か月のおかげです。
年間計画に役立つ本
『くにたて式高校入試勉強法』は前に紹介した國立拓治先生の著書です。第1章が「入試勉強を始める前にここだけ押さえておこう」というタイトルで始まり、3年生を迎えるのにピッタリ。
「進路」「入試勉強の進め方」「塾」「勉強場所」「教科」....など、親子で話し合うべき内容が書かれています。 この本を手に話し合えば、子どもも「いよいよ始まるんだな」と身が引き締まります。
塾任せはもったいない
塾では3月から3年が始まり、学年末テストが終わると忙しくなります。新しいテキストを何冊ももらうと気も引き締まりました。
しかし、せっかくの3月。塾に加えて家庭でも先行スタートしたいです。娘は数学と理科が苦手でしたが、数学は塾にお任せし、理科を3月に自分で総復習しました。
1〜2年総復習と3年学習の両立
3年生で一番難しいことは、「定期テストの勉強」と「入試対策」の両立です。
内申点のために定期テストも頑張らないといけないし、入試対策も必要。 春休みや夏休みだけの入試対策では間に合いません。
その両立の取り組み方を紹介してくれます。 タイプ別に具体例がいくつかある中、わが家は次のイメージで進めていきました。
- 夏休みまでに5教科総復習1回目完了
- 週単位では、平日1日1教科✕5で5教科。週末は平日の残り分と英数。
5教科のバランス
5教科のバランスも難しかったです。「どの教科を先にやるの?」「総復習はどこからすればいいの?」親も分からないことばかり。
教科によって時間をかける所や、時期や時間が異なるのも難点。この本には、教科別に「いつ取り組むべきか」「何を取り組めるべきか」「おすすめの参考書」なども書いてあり助かりました。
- 英数を先に仕上げ、理社は後。春夏で英数、理社は夏から本格的に。
- 国語は少しの割合で一定期間とりくむ。
- 夏休み前までは平日5日は1日1教科ずつ。
- 土日は平日の調整分と、英数をプラス。
部活や塾のペースで変わりますが、 基本が分かるとわが子に合わせてアレンジしやすいです。
その他のテーマも
「『夏休み』『2学期』『冬休み』の勉強法」「模試」「さらに上のランクを目指したい人の勉強法」も書いてあり、あらゆるシーンに役立ちます。
定期的に本書をチェックし、計画を見直したいです。プラン通りに進むわけないし、習熟度も加味しながら調整しました。
親へのアドバイス
親が伴走する高校受験は理想的ですが...。現実は難しい。そんな暇はないし、思春期の子をべったり見守ることはできません。
この本では「子供とどう距離を取るか」や「勉強以外で親ができること」 も書いてあります。
勉強計画を握りつつも、距離を置いて子供を見守るきっかけにもなります。 受験は孤独な戦い。そんな親のメンタルをサポートしてくれる本でもあります。
まとめ
記事を書くにあたり、本を読み返しました。「自分は娘の最高のサポーターになれただろうか? 」と受験の思い出が蘇ってきます。
応援しないといけないのに、嫌味を言ってしまったり。褒めるポイントでスルーしてしまったり....。まだまだ修行が必要です。
迷える親子を入試まで導いてくれる本です。受験の良いスタートを切り、親子で有意義な1年となりますように。