高校受験は謎だらけ

〜愛知県母のお受験days、ときどき小学生〜

英検2級優遇について考える

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今回は社会人として真面目な話です。未来ある子供たちと、苦労して英語を教えている先生方のために。

英検が変わる?

日本の英語教育は過渡期が続いています。英検も来年度から変わり、3級以上は新形式のライティング問題が増えるようです。25年度にできる新しい級も気になりますね。

www.eiken.or.jp

大阪の英検優遇問題

大阪の方が公立高校入試優遇のために英検で苦労されているブログをよく見かけます。本当に大変そうで心が傷みます。現状、文理学科を設置するトップ10高校では、受験生の2人に1人が英検2級以上を取得しているとのこと。スゴイ割合。優遇者がこんなに増えては、英検2級以上を取得せざるをえない状況かもしれません。

https://https://weekly-osakanichi2.net/?p=681

私は英語教育に携わっていました。昔の感覚では、普通の中学生が英検2級を取得するなんて無謀です(帰国生や経験者を除く)。しかも5教科の受験勉強があり、内申対策も必要な中学生が。

高校の文法は高1で一通り学びますが、1回では全く定着しません。2〜3年で反復しながら語法や語彙も増やし、長文やライティングにつなげる長期戦です。

2級は労力をかけてテクニックを習得すれば、ギリギリ合格できるかもしれません。でも中学段階で無理やり詰め込んだ知識は、合格したらすぐに忘れてしまいます。

中学生に詰め込みを強いるのは代償も大きい。「英語嫌い」です。嫌いならまだまし。「英語アレルギー」が出たら....涙しかありません。

こんな未来なら...

2級に合格した人たちが、それを励みに高校で準1級も取得。大学に進み、持ち前の力を発揮し研究論文を英語で次々に発表...。そんな未来につながるのなら、大阪の方針も大成功です。成果を知るにはもう少し待つことも必要かもしれませんね。いつかそんな未来がやってくることを願っています。

中止? それとも拡大?

以前、大学の共通テストで英検等の民間試験を活用するという愚策を文科省が出しました。数年後、萩生田大臣が見送りを決定。本当に英断でした。「無謀な政策を断念する」という判断を日本政府ができるんだ...と日本を少し見直しました

asahi.com

あの時の文科省のように、大阪府も英検優遇中止を検討しないのでしょうか?それどころか「大阪がやってるから」と他県にまで広がっていくのでしょうか?

小学3年で英語が始まった世代が中学生になれば、英検の取得は早まります。それ自体は喜ばしいこと。しかし、教育委員会の皆さん、導き方を間違えないでください。英語アレルギー人口が県単位で増えてしまったら、もう取り返しがつきません。

 

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