前回は「2年3月にやったこと」として理科の総復習について書きました。 今回は3月から始めた 「英検準2級の対策」です。
英検はご家庭で工夫して独自に対策されているかと思います。 英語関係者が新中3生に対策をするならこんな感じという形でお読みください。
英検全体のおすすめテキスト等は以前の記事でも書いています。
英検取得の流れ
娘の取得スケジュールは次の通りです。
- 5級 ー 中1第3回
- 4級 ー 中2第1回
- 3級 ー 中2第2回
- 準2級 ー 中3第1回
準2級は高校文法があり先取りが必要なため、間を置いて中3第1回の受験を計画しました。
中2第3回を避けた理由
中2第3回で受けるのをやめた理由は3つあります。
- 学年末テストに力を入れるため。
- 第3回は漢検を受験。
- 準2級は高校文法の対策が必要のため、 時間を置いた。
3月から2ヶ月かけて対策しました。そのスケジュールをふり返ります。
使った教材
関係代名詞や高校初期文法の先取りが必要となるため、動画できちんと文法を確認してからテキストをやりました。高校入試対策にもなります。
① テキスト『わからないをわかるにかえる 英検準2級』(文理)
構成がシンプルで、英検の各パートの対策がやりやすいです。文法パートは下の動画を補助として使いました。
語彙のパートで扱う単語や熟語の量は少ないです。語彙の学習にはあまり時間をかけず、長文問題の中で覚えました。
② 動画『Try IT』(ウェブ版)
この動画は便利でよく使います。アプリもありますが、WEB版の方が整理されて使いやすいです。
高校コースの「英語文法」で該当文法を選び、「STEP1」の5分間文法説明だけ視聴。
③ アプリ『英検トレーニング』
『英検トレーニング』は主にリスニング対策で使用。問題形式ごとにたっぷり練習問題があり、「これが無料でいいの?」と思うくらい。
新中3で未習となる文法
新中3が準2級を受ける場合、未習となる文法は次のとおりです。
- 現在完了、現在完了進行形
- 過去完了、過去完了進行形、未来完了
- 仮定法
- 関係代名詞、関係副詞、複合関係副詞
- 使役動詞 など
対策スケジュール
6月まで次のような計画を立てました。
春休み前 | 3級復習(アプリ) |
春休み | 未習文法(テキスト) |
春休み〜直前 | リスニング(アプリ) |
4月第2〜3週 | 語彙 (テキスト) |
4月第4週 | 会話文(テキスト) |
GW中 | 長文 (テキスト) |
中間テストまで | 中断 |
中間テスト後 | ライティングと過去問 |
リスニングは春休み後からアプリで開始。ある程度の文法を理解してからの方が練習になります。
新学期以降は、学校重視で英検対策は減らしました。5月は中間テストもあります。GW後はテストに集中し、テスト後に英検対策を再開。
ライティング対策と新傾向
準2級の語彙はやり始めるときりがないです。それよりライティング対策を重視。
上記テキストはライティングは少しですが、重要ポイントがまとまっています。
その後、サイトを使ってさまざまなテーマで練習しました。今ならこのサイトが例題も多く役立ちそう。使える表現を解答例からたくさん見つけ出したいです。
次回から英検がリニューアルされ、ライティングでEメール問題が増えますね。学研のサイトでは、新傾向の対策PDFファイルがダウンロードできます!
Eメール問題はすでに2級で扱われているため、2級対策サイトを利用する手もあります。
2つの挫折
① 本当は『英検トレーニングアプリ』で語彙問題や長文問題をやりたかったですが、時間も娘のやる気もなくできませんでした。
それでも何とか合格。ギリギリ合格すればOKという方は、やる必要はないかもしれません。
② 春休み前はアプリで「3級の復習」する計画でした。合格していても完璧でないだろうし、「中学卒業程度」のレベルで受験勉強にもなるからです。
しかし、娘はやらずにスルー。英語にあまり興味がないため、最低限の対策しかやらない主義のようです...。
まとめ
「中学のうちに取っておいた方がいい」とアドバイスもあり受験した準2級。それなりに対策をすれば取得しやすかったです。
ただし第1回までの受験をおすすめします。 3年第2回の秋以降は受験勉強や学校説明会とも重なり、英検どころじゃありません。
リニューアルを迎える英検。まだ3ヶ月ありますね。 春休みに対策が進みますように。