前記事のように「入塾までの自学の歩み」と「塾選び」をへて、娘の塾生活が始まりました。
今回は「通塾して良かったこと」について記します。
同じ塾でもお子さんの状況によって合う合わないがあるかと思います。わが家の場合の一例として紹介します。
通塾して良かった点
愛知県公立入試は難問が少ないです。地頭が良く学習習慣が確立されている子なら、塾なしも可能かもしれません。
わが家の場合、娘を塾に通わせて大正解でした。学力だけでなく、人間的にも大きく成長できました。
良かった点を挙げます。
先取り学習の効果
先取り学習に疑問があった私ですが、わが子の受験を経験しその効果を実感しました。
①問題集の反復
塾は少し先取りの授業です。テスト2週間前に範囲を終えるくらい。
この2週間が大きく影響しました。早く終わると問題集の反復が増えます。
塾なしで学校ペースだと、反復は頑張って2回ほど。先取りすると、3回やれたり発展問題や他の問題集にも取り組めました。
②正のサイクル
「これが塾の威力なんだなぁ」と実感。正のサイクルという感じでしょうか?
苦手な数学に早めに対応でき、テスト前にゆとりができました。他教科に手を回せ、全教科に好影響です。
塾なしの時は、娘は課題が解けず煮詰まってしまいがち。
通塾後はいつでも質問できるし、塾友とストレス発散しつつ戦闘モードで頑張れていました。
③数学の変化
塾の効果が出たのは半年後。すぐには上がらずヤキモキしましたが、一度ポンッと上がったら安定して点がとれるようになりました。
塾なし: とれても平均点+10点 くらい
入塾後: 平均点+20〜30点
中1から自学でコツコツ頑張り、塾のサポートで努力がやっと実った感じです。
その成績を維持したい気持ちも芽生えたようで、中3にむけて意欲が上がっていきました。
学校で挙手できるように
一番嬉しい変化は「積極的になった」ことです。
娘は恥ずかしがりやで勉強も得意でなく、授業中に挙手するのが苦手でした。
小学校の授業参観でも、手を挙げない娘を後ろから見守っていたなぁ...。
そんな娘が変わりました。個人指導で気軽に質問できたことで、学校でも挙手への抵抗感がなくなったと言っています。
先取り学習も好影響。学校の授業が分かるようになり、自信をもって挙手できるように。
このような主体的姿勢の変化は、内申点にも効果的だったと思います。
「塾はいつから?」タイミングの難しさ
「どこの塾にするか」とともに悩ましいのが「いつから通うか」ですね。
娘の中学の通塾率は、1年で6〜7割、2年で8割、3年で9割以上くらいの印象です。
まずは自学習慣の確立
娘は1年ちょっと自学させました。この「自学習慣の確立→通塾」のプロセスが入試突破力の最大要因だったと感じています。
これは勉強する子だから可能なわけで...。うちの弟のようなの子は、自学を待っていたら受験が終わってしまいます!?
塾情報のプラスマイナス
自学の習慣を身につけてからの入塾が理想的ですが、デメリットもありました。
子どもが友達からさまざまな塾情報を仕入れてきて、選択肢が狭まるのです。ママ友の噂で良い塾だとしても、友達からマイナス情報を聞くと子どもは渋りました。
苦手な子が通っている塾は嫌がることもありえます。選択の余地がなくなってしまう...。
情報があって吟味できるプラス面もあれば、選択肢が狭まるマイナス面もありました。
塾探し その他の点
勉強の様子、成績や部活とのバランス...わが子の中学生活を見てタイミングをはかりたいですね。
ただし、塾探しはゆとりをもってしておくのがおすすめです。日頃から資料を集めておくと、慌てずに比較検討できました。
細かいですが、次の点も記しておきます。
いろいろなキャンペーン
塾代は高額だし、なるべく節約したいところ。
体験授業や入塾説明会などを受けていると、入会金が割引されるキャンペーンがあることが多いですね。 兄弟割引などがあったりすることも。
満席の可能性
人気の塾や小規模な塾は、中3になると満席になることもあるようです。
その場合、1〜2年の早い段階で入塾しておく必要があります。タイミング難しい〜!
最後に
娘は塾選びが影響大だったため、3記事になってしまいました。
真逆タイプの勉強しない弟は他塾も検討しています。
いろんな塾の体験授業に参加し、本人に塾の違いを実感させたいです。文句言ったり、勉強しない言い訳をしそうなので...。
子どもにぴったりの塾、お互い探し出したいですね。